キャットフードは賢く選ぼう

キャットフードが酸化しているかどうかの見分け方

一般的に酸化とは「物質と酸素が化合すること」と定義されています。 食品における酸化を簡単にいうと、酸素に触れ続けることで食品に何らかの変化が生じ、性質そのものが影響を受ける、あるいは変質してしまう、という事です。

酸化した食品は基本的に、味が劣化したり本来の栄養素が損なわれたり、動脈硬化や癌など病気の原因にもなるとされています。

したがってキャットフードは酸化を防いで製造時の良質な状態をできるだけ長く保つため、ビタミンEやBHA(ブチルヒドロキシアニソール)などの酸化防止剤が添加されるほか、密封性の高い包材や缶詰、レトルトパウチなどで包装されています。

しかし開封してしまえば時間とともに酸化が進む事になり、実際にキャットフードが酸化しているかどうかは、性質や見た目の変化に注意して見分ける事ができます。

ドライキャットフードが酸化しているか判断するには、まずは匂いです。 ドライキャットフードは酸化が進むと開封時に比べて、フードの匂いが弱くなっていく傾向があります。

猫の食いつきを良くする為の匂いが減ってしまうので、結果的に猫が餌を食べなくなる事もあります。

次が粒の感触です。
開封したてのフレッシュな状態では、カリカリと乾いた触感のドライキャットフードも、原材料に含まれる脂質などが変質すると、粒の表面がべたべたとしてきます。

器に入れる時の音も、しけったように重く聞こえるようになります。 開封してから酸化までの時間の目安としては、およそ1カ月程度経過すると酸化が進むとされています。 器に入れた場合は長時間酸素にさらされるので、半日~1日程度経過したフードは酸化してしまうと考えられています。

ウェットキャットフードの場合は色の変化が判断材料になります。 酸化が進むと赤味が減ったり、色がくすむなど、退色や変色が見られるようになります。

匂いは変化したり薄くなるとされ、フードの感触はもともと水分を多く含むので判断が難しいようです。

酸化までの時間の目安はドライキャットフードより早く、開封してから1日程度で酸化が進むとされています。 器に入れた場合は常温下で酸素にさらされるので、数十分~数時間程度で酸化し、同時に細菌などが繁殖して腐敗してしまう場合もあります。

これらのように酸化したキャットフードを見分ける方法は幾つかありますが、酸化防止剤の有無や季節、保存状態によっては、問題ないとされている日数より早く酸化してしまう場合もあります。 それほど時間がたっていなくても、猫が急に餌を食べなくなった時などは、キャットフードの色や匂い、感触を確認した方が安心です。

またキャットフードは開封した時点から酸化するものだと認識し、直射日光を避けた冷暗所で保管したり、食べ残しは再利用せずに捨てるなど、キャットフードの鮮度を保つ工夫も必要でしょう。