キャットフードは賢く選ぼう

猫がキャットフードを吐いたときには?

猫が吐く事は、それほど珍しくありません。
よく見られる光景としては、お腹にたまった毛玉を排出する為に、草などを食べて吐く場合があります。 体を大きく震わせて吐き出す姿は苦しそうですが、グルーミングで飲み込んだ被毛を吐く事は、心配のいらない猫の生理現象の一つです。

そして猫は食事のときも、食べたキャットフードを吐いてしまう事があり、原因としてはキャットフード自体の特徴や猫自身の癖が考えられています。

まずはキャットフードの形状です。
猫は基本的に餌をよく噛まずに丸飲みしてしまう傾向があるとされています。 特にカリカリに乾いて硬いドライキャットフードは喉に引っかかりやすく、咳き込んだり吐いてしまう事があります。

ドライキャットフードには丸型や棒型、魚型など様々な形状があり、粒が大き過ぎたり、引っかかりやすい形をしていると、喉に詰まらせて嘔吐してしまうのです。 対策としては違う形状のキャットフードに変えるほか、粒を砕いて小さくしたり、水でふやかし柔らかくして与えるなどの方法があります。

次がキャットフードの原材料や添加物です。
キャットフードには肉や魚、穀類など様々な材料が使われています。 そしてたとえば「肉」に分類されても、チキンなど素材そのものからミートミールのような加工品まで、色々な形態の材料があります。 配合される添加物も自然由来の成分から合成保存料、香料や着色料など多岐にわたっています。

千差万別の組み合わせによっては猫の体質と合わず、下痢や嘔吐を引き起こす場合があり、対策としては原材料の異なるキャットフードへの変更が中心となります。 また若猫のときは問題なく食べられたキャットフードでも、内臓機能の衰えた老猫では消化できずに吐いてしまう場合もあるので、年齢に合ったキャットフードを選ぶ事も大切です。

そして猫自身の問題としては早食いがあげられます。
個体差はありますが、シャム猫のように逆三角形の頭の猫は食べるスピードが早く、結果的に早食いになる傾向があるとされています。 大量の餌を勢い良く一気に食べてしまう事で、胃腸に負担をかけ消化不良を起こして吐いてしまうのです。

対策としては早食いを抑制する凹凸がついたフードボウルの使用や、一度に与える餌の量を減らすなどの方法があります。

以上のように猫がキャットフードを食べて吐く事は、基本的には飼い主さんの対処で改善できる場合が多いです。 吐いてもけろりとして再び食べ始めるようなら、それほど心配する必要はありません。

ただし食事の前後を問わない頻回の嘔吐、吐こうとしても吐けない、食欲不振や血尿など体調に異常がある場合は、異物の誤飲や寄生虫、胃腸炎などの疾患が原因の可能性もあります。 したがって猫がキャットフードを吐いたときは、キャットフードの特徴や食事習慣の再確認をした上で、気になる点があれば医師に相談した方が安心でしょう。